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防災編(1) 

床上浸水を防ぐ、とっておきの方法

 

今年も大雨を伴う台風が立て続けにやってきました。そして各地で、いろいろな被害をもたらしました。

そのなかで、人命にかかわるほどではなかったものの、住み手にとってたいへんな不愉快と損失、危険(漏電など)をもたらしたものに、床上浸水があります。

そこで、この連載第1回は、床上浸水を防ぐ、とっておきの方策を述べます。

それは・・・床を高くすることです!

もしかしたら、ガクッなった人がおられるかもしれません。中には椅子から転げ落ちそうになった人も。

「そんなの、あたりまえじゃん。」という声が聞こえてきそうです。

そうです。あたりまえです。誰でも考えつくことです。

でも皆さん、そしたら河川の流域の町へ行ったときに、川のまわりに建っている家を見てください。

床を高くしている家がありますか?

ないでしょう。

ほぼすべての家が、1階の床面が、地面から50〜60センチになっています。これは、水害がまったくおきないような分譲地に建つ建物と同じです。

川の近くで、水害のおそれがあるならば、これを100センチとか120センチとかにしておけば、床上浸水の被害のリスクは、大幅に減少するはずです。

このような誰でも考えつくあたりまえのことが、しかしまったくといっていいほどなされていません。問題はそこにあります。

それはなぜなのか。それは誰もそうしようと言わないからです。

建て主(ユーザー)は、そうしようといいません。それは、それを思いつかないということもあるかもしれませんが、床をそのように高くしてもいいのかどうかが、わからないという理由もあると思います。

それなら設計士が、床を高くしましょうと言うでしょうか。言いません。

工務店やハウスメーカーが、床を高くしましょうというでしょうか。言いません。

誰も言いません。

その結果、台風が来たり、大雨が続いたりすると、あちこちで床上浸水の被害が多発するのです。住み手は、台風や大雨になると、毎年のように、こんどはどうだろうか、自分の家は大丈夫だろうかと心配します。

このように、誰もが考えつく、あたりまえのことがなされていない、こういったことが昨今の日本の住まいにはたいへん多いのです。

私は、そういったあたりまえのことが見過ごされている例を、これからこの連載で順次取り上げていきたいと思います。

そういった点を、一つずつ、よく考えて、きちんと解決していけば、日本の住まいは、ずっと安全で住みやすくなるはずです。

何となく前置き的なことが長くなってしまいましたが、次回では、この「床を高くする」ということについて、もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。