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設計編

プライバシーはどこに?(その1)

 

私の設計室では、新築や増改築のご相談に来られたお客様に、「家づくりカルテ」というシートをお渡しして、ご希望事項を書いていただいています。

その中に「家づくりで特に配慮したいことは何ですか」という項目があるのですが、多くの方が、外部からのプライバシーを確保することをあげられます。

それは十分うなずけることであり、せっかく建てた一戸建て住宅で暮らすのに、いつも周りからの視線を気にしなければならないのでは、やりきれないと思います。

 

ところが住宅地を歩いていますと、本当に皆さん、プライバシーを大事に思っているのだろうかと、首をかしげたくなるような家を、よく目にします。

例えば次の写真のような家です。

 

 

道路に面して、目線を遮る塀などもなく、大きな掃き出し窓(下端が床面まである開口部)があるので、中の様子が丸見えです。

したがって、常にカーテンなどを閉めておく必要があると思いますが、夜は薄手のカーテンでは素通しなので、雨戸を閉めざるを得ないでしょう。中には、昼でも雨戸を閉めている家もあります。

 

こういった家は特殊な例かというと、どうもそんなことはないみたいで、分譲住宅の広告でも、そのようなプライバシー無しの家が、堂々と宣伝に使われています。

その一例が、下記の写真です。

 

 

1階の諸室が道路から直接見えるのはいうまでもありませんが、2階の各室も、道路を挟んだ向かい側の家から、丸見えだと思います。

 

これはいったいどうしたことなんでしょう。プライバシーの確保は、戸建て住宅であれ、集合住宅であれ、住まいの基本なのではないのでしょうか。(戸建てよりも、むしろマンションなどの集合住宅の方が、プライバシーは良好なものが多いくらいです。)

 

このような例を見ますと、あまりにも設計上の工夫が無い家が多いと言わざるを得ません。

結局これも、ハウスメーカーの企画型住宅を、ただ敷地に合わせてポンと置いただけのような家づくりをするから、このようなことになってしまうのでしょう。

 

まあ、これが絶対だめだと私は言うつもりはありません。道路や隣家からの視線を全く気にしない方もおられるかもしれませんし、むしろ見られることに喜びを感じる?という方もいらっしゃるのかもしれません。

でも皆さんは、そうですか。何千万円もかけた住まいが、そのようなものでいいんでしょうか。

 

当然のことですが、きちんとした設計をすれば、一般住宅地でもプライバシーの確保は十分にできます。

手前味噌で恐縮ですが、私が設計した住宅の一例を、次にお目にかけたいと思います。